皆さんども、元居酒屋アルバイト店長のドラゴンパパです。
飲み会の幹事に任命された経験は皆さんあると思います。そんな誰でもやったことのある幹事ですが、人によってその気配りや段取りなどは大きな差があることも事実です。
「仕事が出来る人は名幹事になれるが、名幹事になれない人は仕事も仕切れない」
そんな名セリフがあったような無いような…とにかく!! 幹事という役割は仕事と何ら代わりのないのです。
店の予約、司会進行、宴会の盛り上げ、お会計、会計報告とまさに業務と言っても過言ではないほどやることがたくさんです。
「うえええええ、幹事やったことあるけどそんなことしなかったけど、平気だったよ」って言うそこのあなた。
別に仕事じゃないので誰も指摘しないし、言われるわけもありません。ですが心の中で
「この幹事ポンコツだな」って思われているわけです。
そしてそういう風に思っているのは、若かりし頃に名幹事であった課長や部長なのです。
幹事をめんどくさいと思っていたそこのあなた。この記事を読んでひとつ上を行く名幹事になって、周りに差をつけましょう。それでは始まり始まり~
目次
人数の把握と予約
参加者の人数を確定しないとなかなか店の予約が出来ないと思ってる方も多いと思いますが、実際直前まで最終人数か確定しないことは良くあることです。
店の立場から言わせてもらうと、直前(前日や当日)の大幅な人数変更はすでに食材の発注を行っていることが多いので迷惑ですが、2日前までであればキャンセル含めて人数変更も問題ありません。
店側が一番困ることそれは人数が増えることです。8名席を確保していたのに10名になると言われても予約で一杯の場合には対応が出来ないことが多いのです。
なので予約は行けるかどうかわからないと言う人の人数を含めて、多目に予約をして2日前までにお店に最終人数を伝えるようにしましょう。
30名で予約して、実際は10名と言うのは非常識せめて3名前後の変更で収まるようにしましょう。
料理は2日前の夜に発注、前日に仕込みと言う流れで準備をしますので、当日の人数変更は飲み放題分の減額しか出来ないので要注意です。
忘年会の予約
ではそんな宴会の予約はいつしたら良いのでしょうか?
忘年会シーズンは10月から12月の金曜日は埋まっていきます。時間は18時半からが最も多いです。
なので今年は部署の忘年会幹事になりそうと思ったら、部署の人数で適当なコースで店を押さえておくと言うのはありだと思います。
また、日付の確定も出来ない場合は候補日を2つ程、それぞれ別の店で確保しておきましょう。どっちでもOKなように場所を押さえておくわけです。1ヶ月前ならこの技は使っても良いと思います。
良い店の見分け方
よく新規オープンの店はコース料理が豪華になっていたり、割引キャンペーンをやっていたりするのでお得な感じがします。
ですが絶対に新規OPENの店は予約してはいけません。
店の下見に行って問題なさそうならまだよいですが、ドラゴンパパはそれでも絶対に会社の忘年会などで新規オープンの店は使いません。
理由は簡単です。スタッフのレベルが低いからです。
ドラゴンパパが昔いた居酒屋でも同じです。新規スタッフはベテランアルバイトに比べて機動力が10分の1以下です。マジで戦力になりません。なので新人はシフトに一人、もしくはキッチンとホールに一人づつしか配置しません。それもトレーニングという位置づけで配置するので、戦力としてカウントしません。
ですが新規店舗の場合はどうするかというと、他店からヘルプとしてベテランスタッフを借りて営業します。なので開店まもない頃はそのヘルプスタッフが店をまわすのですが、一週間後たったあたりは地獄です。社員の店長がほぼ一人でまわすような状態になります。
なので下見に行った時はヘルプスタッフでうまく回っていた可能性もあるので、宴会対応などは期待できません。ちなみに一番困るのがドリンカー(お酒作る人)の能力が低い場合です。せっかくの飲み放題なのに注文してもドリンクがいつまでたっても出てこないと言う現象が起きてしまいます。これ一番、最低なパターンです。
いつ会費を集めるか
さぁいよいよ、忘年会の当日です。会費はいつ集めましょうか?
出来れば会場ではなく、会社で先に集めてしまいましょう。
出来るだけ、お店でバタバタと会計をするのではなく事前に行ったほうがスムースです。ドタキャン防止にもなります。
席順
席順は幹事がきちんと誘導するようにしましょう。主賓の場所、上長の場所などです。上座、下座がよくわからないときは先輩などに聞いてミスの無いように注意しましょう。
くれぐれも幹事は上座に座らないように、定員さんをいつでも呼べる入口の近くの席に座りましょう。
司会進行のポイント
事前に乾杯と締めの挨拶をお願いしておきましょう。また多くお金を出してくれた上司がい
たら必ず、乾杯の前に参加者に幹事から報告します。
「本日は**部長からお心付け1万円を頂戴しました。ありがとうございます」と言う感じで言えばOKです。また、司会進行は大きな声で元気よくがポイントです。楽しく、元気よくやりましょう!!
乾杯は瓶ビールが鉄板
人数が多い場合は、乾杯は瓶ビールで行いましょう。生ビールで注文すると大抵のドリンカーのビールサーバーは2個なのでなかなかスピードが上がりません。
10名以上の宴会の場合は、乾杯は瓶ビールが無難です。
とにかく、乾杯を瓶ビールで済ませて宴会をスタートさせる事が大切です。生が飲みたい人は、乾杯のあとで各自頼んで頂きましょう。もちろん幹事が要望を聞いて速やかに手配するのが理想です。
あとは、流れに任せて時間をコントロールして、締めの挨拶のタイミングを外さないことです。幹事は酔っ払ってはいけません。絶対に。なので、心配な場合はソフトドリンク等でコントロールする事が必要です。
会計報告
最後に会計を行います。既に会費は全員から集めているはずですので、店員さんにお願いして総額を出してもらいましょう。支払い方法は幹事の特権ですので、ポイントカードや自分のクレジットカードで決算してポイントをもらってもOKです。ただし、これを良しとしない心の狭い人もいるので出来るだけ、隠れてやるようにしましょう。
そして、念の為領収書をもらっておきましょう。後日、参加者にメールで領収書を添付して会計報告を行います。
あまりが出た場合には、次回の幹事に渡すなどしてそのお金をどうするか上司に相談しましょう。絶対にポケットに入れては行けませんよ。せっかく、幹事を頑張ったのにそんな事をしては台無しです。
裏話
ここからは、元居酒屋店員が教える裏話です。
原価の秘密
原価は全て、メニュー価格の1/10だと思ってください。
500円のカクテルの原価は50円。300円の枝豆の原価は30円。と言う具合です。ほぼこの法則です。
まぁ水商売はこんなもんですよね。場所代を払っていると思ってください。
アルバイトの会話
アルバイトは裏で色々とお客様の話をしています。あのお客さんいい人とか、あのお客さんのところ行きたくないなどです。
いいお客さんはやはり、料理を受け取ってくれる人、ありがとうと行ってくれる人などです。
店員が近寄りたくないお客さんは、セクハラしてくる人、色々とクレームを言ってくる人です。自分の席に店長ばかり来るなぁと感じたら、もしかしたら面倒なお客になっているかも知れませんよ。
飲み放題で何を飲む?
飲み放題で一番原価が高いもの…それは瓶ビールです。なぜならそのまま仕入れるからです。なので元を取りたいと思うなら瓶ビールだけ必死で頼んでください(笑)
ちなみに瓶ビールの中瓶の原価は250円なので、そればかり飲まれると商売あがったりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 幹事がやりたくなりましたか?
世の中にはたくさんの居酒屋があり、今日も幹事は色々な店を探しています。せっかく幹事に任命されたのですから、出来るだけ参加者にお前が幹事でよかったと言われたいものですよね。
今はインターネットと言う便利なツールがあるので、そう言った情報を駆使して是非、最高の宴会を手がけてみてください。それではまた!!
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