皆さんども、ドラゴンパパです。
サラリーマンとして仕事をしていると、『こんなにたくさん仕事をしているのに給料これだけ?』と思ったり。『どうして、あいつは俺より仕事が出来ないのに給料が高いわけ?』と思ったり。俺はこれしか稼げないなんて『俺はなんて無能なんだ、もう嫌だ!!』(これ結構精神的にきてます)
実はドラゴンパパも30歳手前位の時には、結構給料に不満があったり、自分が本当にやりたい仕事ができていないときなどストレスが溜まっていました。
そんなある日、ある一通のメールが会社宛のメールに飛び込んできました。スカウトメールです。要するにヘッドハンティングメール。そして、実際に担当者に会って話をし、そしてその時に提示された条件等を公開します。
目次
スカウトメールは前触れもなく突然来る
急に会社のメールに、何の前触れもなくメールが届きます。そして内容は、こんな感じです。
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ドラゴンパパ様
ご勤務先への突然のご連絡、大変失礼致します。
○○××☆☆株式会社の※※と申します。
私共は東京○○に御座いますスカウト会社です。
弊社に関する詳細は下記を御覧ください。
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弊社HP
http://www.※※※※※.com
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クライアント企業から非公開のスカウト依頼を受けて活動しております中、案件に見合う優秀な方と御見受けしドラゴンパパ様にスカウトのご連絡をさせて頂きました。
突然で大変恐縮ではございますが、一度弊社のコンサルタントとお会い頂き、スカウト案件の詳細をお伝えさせて頂くことはできませんでしょうか。
現職でご活躍されていらっしゃるとは承知の上でのご連絡です。
ご関心はお持ち頂いたものの結果的にお断わり頂く形になっても構いません。
また、社内での機会には恵まれていらっしゃると存じますが、外部ではどのようなチャンスがあるのかといったことにも均しく目を向け、お話しさせて頂ければ幸甚です。
お話させていただく内容としてはどういった業界、企業からどういった求人が出ているのかといったお話と、ご提案にくわえ、たとえば業界・技術動向についてもご意見交換をさせて頂いております。
クライアント企業様からの依頼の内容に見合うような優秀な方を弊社で独自にお探しするなかでスカウトという形でアプローチさせて頂いております。
このような突然のご連絡となってしまい、申し訳ございません。
弊社は東京・○○に本社を構えておりますが、日時/場所は問いません。
ご都合のよい日時(平日の業務終了後や休祝日など)と場所(最寄駅や通勤途中の駅)をお知らせ頂ければ、お近くまで伺います。
ドラゴンパパ様からのご返信を、心よりお待ちしております。
一方的で大変恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、全ての費用につきましては依頼元のクライアント企業様より頂いておりますので、個人様より費用をいただくことは一切ございません。
※よろしければ下記に携帯電話の番号も記載しておりますので、ご不明な点等御座いましたらいつでもお気軽にご連絡下さい。
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○○××☆☆株式会社
人財事業部
※※ ○○
東京都※※区○○※※ビル5階
TEL:03-※※※※-※※※※
MOBILE:090-※※※※-※※※※
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とまぁ、原文ままです。(一部加工していますが)最初はスルーするつもりだったんですが、ホームページを見ているうちに段々と興味が湧いてきました。
ネットで色々と調べてみると、会っても興味がなければそれで終わりにすれば良い。自分の市場価値を知るためにも、一度会ってみるのもありと書いてありました。
まず気になったことは、どうやって俺の連絡先を知ったんだ? どんな好条件の仕事の話を持ってくるんだ?この二点です。
よし先ずはこの二つの疑問を解消する為にも行ってみるか。そんな感じで、とりあえずメールを返信してみることにしました。すると返事はあっさりと返って来ました。そして候補日をいくつかあげてきました。そして、私の都合の良い場所まで出向いてくれるとのこと。早速、埼玉の○○駅を指定すると、その駅の周辺にある喫茶店で会うことになりました。
時間は18時半~で約束しました。何だかこんなに人に会うのに緊張するのは何年ぶりでしょうか。学生の時の面接の気分? いや違う、始めて彼女とデートする時の気分? いやいや待て相手はきっとおっさんだぞ。とにかく、予定の日まで何だか落ち着かなかった事を覚えています。
スカウターとの面談
仕事を予定通りに終わらせて、待ち合わせた喫茶店に向かいます。中に入る前に、携帯まで連絡くださいと言われていたので、ショートメールを一通送ります。そうすると、中にいる若い男性が立ち上がり入口を振り返ります。
ドラゴンパパもすぐにあの人だと気づき軽く会釈をすると、向こうもゆっくりとお辞儀をしてきました。席に着くと、早速名刺の交換です。これはいつもどおりの感じです。思ったよりも若いスカウターの方で何だか少し頼りない感じです。
「お飲み物何にしますか?」「じゃあ、アイスコーヒーでお願いします」という感じでドリンクだけ注文して、早速お題に入っていきます。
スカウター『まずドラゴンパパさんを知った理由ですが、それは特許情報からです。』
ドラパパ『特許ですか?』
スカウター『構造関係の特許を何件かお見受けしまして、そこから業務を推測しています』
ドラパパ『でもなぜ、それで私にスカウトが?』
スカウター『はい、実際ドラゴンパパさんの事を知っているのは会社と部署とお名前と特許だけです』
ドラパパ『…という事はそれ以外の情報はないという事ですか?』
スカウター『はい…なので今からヒアリングさせて頂きたいのですが』
ドラパパ『分かりました』
この時のドラゴンパパの心境はこんな感じです。(なにこれ? 絶対いい話じゃないじゃん、しかも乱れ打ちっぽいし)
ここからわかる事は、スカウターは企業からの案件に対して当てはまりそうな人材を色々な方法で探し出し、スカウター自ら面接みたいなことをして、企業に紹介できるか判断しているようなもの。
そして聞かれた内容は下記。
・年齢
・住所(番地までは言わないレベル)
・最終学歴
・家族構成
・現在の年収
・入社~現在までの業務内容(かなり細かく)
・語学力
・海外駐在/出張経験
・資格
ざっくりとこんな感じでしょうか。ここまでで約1時間程度かかりました。そして、
スカウター『ドラゴンパパさんにやはりおすすめできる案件があります!!!』
ドラパパ『そうですか? どういった案件ですか?』(内心ドキドキ)
出てきたスカウト案件
案件1 世界の電気機器メーカー
S*NYの子会社で、スマホの設計をやってほしいと言う案件。
今の年収にプラス200万と言われました。正直結構グラッと来ました。また、親会社への転籍も可能という事、さらに転職組でも出世出来るチャンスが多い会社とのこと。残業代は月40時間がみなしで付いている状態とのこと。(という事は結構残業多いな)勤務地は品川。(今の家からだとめっちゃ遠くなる…)
案件2 世界の白物家電メーカー
P*nasonicで白物家電の設計をやってほしいとの案件。炊飯器や電子レンジ等と言われました。給料は今と変わらない額を提示されました。まぁ会社の規模が今の会社よりも大きくなるので安定感は出るかも知れません。勤務地は大坂。(これは無理や、家売ってまで行く条件じゃないわ)
結論
正直思った以上に好条件だったので、結構悩みました。ですが勤務地がかなり遠くなってしまうこと。また今の会社で育んだ人間関係や上司との信頼関係をすべて崩す必要があるという事を考えると、年収200万アップで本当に良いのか? と悩みました。
スカウターからも今の会社でドラゴンパパさんがやれている事は、なかなか皆さんができていることではありません。ですので、現状に不満が無いのであればリスクを背負う必要は無いのでは? と言われました。これは、スカウターが本心で言ってくれていると信じ受け入れました。結論は今は動かないという事にしました。
スカウターの方にも、お礼をいって今回の話はエントリーしないことを伝えました。また機会があればお願いしますといって面会は終わりました。飲み物のお支払いはしてくれました。(当たり前か…)
感じたこと
スカウトメールは乱れ打ちで、会ってみないとどんな案件が出てくるか分からないけど、話してみると意外と自分の市場価値が見えてきたりして面白い。また、自分を評価してもらえた気分になるので少し自信がつく。
皆さんにお伝えしたいこと
自分の市場価値は、仕事の経験等によって大きく左右されるので刻々と変化していくものだと思います。また自分が市場価値を知りたいと思った時の、スカウトメールが来るとは限りません。今は便利な転職サイトがあるので是非皆さんも登録してやってみてください。簡単に自分の市場価値がわかるはずです。転職しなくても問題ありません、いずれにしても自分の市場価値を知ることが何よりも大切です。
もっと自分の市場価値を上げるにはどうしたらいいのだろうと考えながら毎日の仕事をしているとより意味のある、毎日になるのではないのでしょうか。
皆さんの辛くて大変なお仕事が少しでもお金になり、より大切な人や豊かな人生に繋がることを祈って今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後までお読み頂きありがとうございます。こんな記事もオススメです。